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新入荷生地のご紹介です。


CASAL社より新たに3種類の素敵な生地が入荷しました~♪

こちらは、『レ・コクシグリュ』。

昆虫のような妖精のような不思議な生き物と、不思議な植物が

明るく可愛らしい色合いで描かれています。

Les coquecigruesとは、

もともとは、coq(雄鶏)、cigogne(コウノトリ)、grue(鶴)が一体となった

空想上の生き物を指します。

一番最初に、les coquecigruesについて語ったのは、16世紀フランスのフランソワ・ラブレー。

彼が書いた『ガルガンチュア物語』の中に出てくるそうです。

この生地のデザインは、トワル・ド・ジュイ美術館所蔵の1792年の資料に基づいています。

文化村『西洋更紗・トワル・ド・ジュイ』展では、

このデザインの1775年の木版プリント生地が展示されていましたね。

生地の厚みは、やや薄手の中厚。

柄のサイズも小さめで、どんな作品にも使いやすい生地です。

18世紀の人々の豊かな想像力、そして、この生地を手にした当時の人々の笑顔が

目に浮かんでくるような楽しい生地です。

そして、こちらは『花と鳥』ブループラム。

昨月ご紹介しました『花と鳥』ルージュのお色違いです。

ルージュは、オーベルカンフ夫妻のお部屋を飾った生地の復刻色ですが、

こちらは、同じデザインで、よりモダンにブルーと紫を基調とした色合いに

アレンジしたものです。

このデザインは、オーベルカンフの直系の子孫であるCASAL社経営者

ムッシュ・プレヴォー家のコレクション、1775年の木版プリントをもとにしています。

ニュアンスのある 繊細な色合いでプリントされた鳥や植物がとても魅力的です。

ルージュもブループラム、どちらも地の部分に細かい柄が配されていて、

トワル・ド・ジュイから100年後、

インド更紗をコレクションするほど染織に通じていたというウィリアム・モリスへの

つながりを感じるデザインです。

そして、こちらはまた愛らしい『シャルロット』ローズ。

マリ・アントワネットが愛した陶器の柄を想起させる

18世紀後半のフランスらしい柄です。

こちらは、ミュールーズ染織美術館所蔵1785年の資料にもとづいてデザインされた生地です。

フランスの東アルザス地方の街、ドイツ・スイスの国境にほど近いミュールーズにある

染織美術館には、

18世紀のトワル・ド・ジュイを始め、同時期の他工場のコットンプリントから

アジア・アフリカ・アメリカのコットンプリント、今日の生地に至るまで

600万点が所蔵されています。

現在もなお、ファッションやインテリアのデザインソースとして、

コレクションは活用されています。

パリ東駅からTGVで3時間。布好きな方は、ぜひ訪れてみてください。

脱線しました!

『シャルロット』ローズは、柄も小さめ、

生地の厚みは、やや薄手の中厚。

写真では少しくすんだお色に見えますが、

実際は、もっときれいなサーモンピンク基調の愛らしい18世紀柄です。

どんぐり、野ばら、赤や青の小さな実の間に配された装飾的なストライプ。

柄の正立は縦方向ですが、

柄を横向きに、ストライプをボーダーとして使うのも素敵ですね。

そして、こちらは『オリエンタル植物柄』ルージュブルー。

再入荷しました。

インド更紗の伝統的な柄「生命の樹」のモチーフを、

深い赤と青で美しく表現した生地。

大人っぽく、そしてインパクトある作品に仕上がりそうです。

そして、ジュイ工場が王立の称号を得た記念に、

J.-B.Huetがデザインした『工場の仕事』復刻版ルージュも再入荷しております。

美しいジュイで、晩夏をハンドメイドで一層楽しくお過ごしいただけますように~♪

いずれの生地もオンラインショップにアップしております。

長らくsold outしておりましたシミリ・キュイールも再入荷しております。

みなさまからのご注文を心よりお待ちいたしております。


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